メシアの処方箋

2008.06.16.Mon.00:28
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先日連れと出かけたときに本屋でタイトルを見てびびっと来て購入、その後ハマっている
作家さんの小説があります。

機本信司さんという作家さんが書かれたSFです。
「神様のパズル」
「メシアの処方箋」
「僕たちの終末」

見かけたのは「僕たちの終末」だったんですが、とりあえず処女作から見たいなあと思い、
「神様のパズル」を購入。
一日半位で一気に読破しましたが、いやー面白いです。
最近映画化され、原作からのブッとんだ改変ぷりにちょっと引きましたが、役者さんの抜擢もあり、
映像として良作になってるようです(反対意見もかなり多いですがw)

ラノベみたいな表紙になっており、一瞬どうなんだ?とか思ったんですが、さりとてラノベも
嫌いなわけじゃないんで、読み始めたトコもあるんですが、
この人の書く小説は、実にエンターテイメントしつつ、従来のハードSFぽさもあって実に読ませます。
登場人物は必ず一癖も二癖もあるような奴な上に一般的に見て壮大なテーマで書き出すので、
実に読ませます。

映画化されてる神様のパズルは「宇宙創成」、

メシアの処方箋は「救世主とは、救いとはなんぞや」、

僕たちの終末は「終末」と「恒星間宇宙船の作り方」

がテーマで、キャッチーなことこの上ないのですが、かならず最後にドタバタになりつつあるとかなんかエンターテイメントしてるんですが、きっちりと理屈づけて、難解な謎にSFらしく現代の理論を下地に説明付けをしていきます。(もちろん架空理論ですが)
この辺のバランスの良さが、自分的には現代風のSFだなあと感じました。
ライトユーザー向けの門戸をきっちり開きつつ、ハードSFの骨子を失っていないというか。
それっぽい言葉をつけて納得しているSFごっこ遊びに堕してないというか。

賛否両論ある意見かも知れませんが、ガキのころから色んなもん(ハードSFからラノベ、ノベライズまで)を読んできたオッサンとしては、この様なつくりで、入りやすいが骨太な作品が増え、旧来のハードSFなんかへの登竜門になるとうれしいですね(えらそう)
やっぱ面白くなくちゃ小説じゃないしね。


P.S.

また杖がスッ転んだ」さんをリンクに追加しましたー

コメント
針鼠と、創成しな
針鼠と、創成しなかったよ。
でも、きょうこはりーは、バランスが納得♪

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